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2026/10/28

厚別川のクマ目撃情報に訂正。安全情報は続報まで確認を

ヒグマの情報は、最初の目撃報道だけでなく、その後の確認結果まで追うことが大切です。

「クマ3頭」の情報は、シカの見間違いと報道

北海道新聞の10月27日の続報によると、26日に白石区流通センターの厚別川河川敷でクマ3頭がいるとされた情報について、市が撮影動画を確認し、シカの見間違いと判断しました。厚別川という名称でも、今回の場所は厚別区ではなく白石区です。

この事例から、ヒグマの出没全般を心配しなくてよいということにはなりません。外出先や行動範囲に関わる情報は、札幌市の出没情報や公式LINEなど、更新される案内で確認してください。

ヒグマ基本計画を、計画期間の途中で改定

札幌市は2026年9月、「さっぽろヒグマ基本計画2023」を一部改定しました。2025年度は、秋の山の実りが凶作だったこともあり、市内の出没が過去最多の363件にのぼりました。西区での人身事故や、道内で初めてとなる発砲を伴う「緊急銃猟」もありました。こうした市街地への出没増に急いで対応するため、5年の計画期間の途中で見直したものです。

主な改定点は次のとおりです。

  • ゾーンの見直し:農地や公園などの「市街地周辺ゾーン」を「準市街地ゾーン」に改め、防除対策を図りながら、ヒグマの侵入も定着も許さない地域としました。市街地近くの山林(都市近郊林ゾーン)も、定着を「抑制」から「防止」へと強めます。
  • 対策の強化:緊急銃猟の運用や関係機関との体制づくりを進めます。市街地近くの山林では、計画的な捕獲で生息密度を下げる対策や、緩衝帯の整備を進めます。捕獲の担い手を継続して確保することも課題に挙げています。
  • 重点エリア東側の対策:三角山から藻岩山にかけての「ヒグマ対策重点エリア」の東側で、市有施設への電気柵の設置、ヒグマ対策用ごみ箱の試験導入、クルミなどの誘引物の管理、登山者への広報を進めます。

改定案には、2026年6月から7月のパブリックコメントで、37人から163件の意見が寄せられました。市は、緩衝帯の整備を明記するなどの修正を加えています。2027年度には、計画の本格的な改定が予定されています。

正確な情報と、寄せ付けない環境づくりを

ヒグマを寄せ付けないためには、身近なところでの対策も欠かせません。市の計画には、電気柵、草刈り、放置された果樹やごみへの対策などが位置付けられています。家庭菜園用の電気柵には、市の購入補助と貸出しもあります。

情報を受け取る側が、場所・日時・確認済みかどうかを見分けられること。訂正が出たときに、それも届くこと。地域の安全を考えるうえで、こうした伝え方も大切な課題です。

確認した資料

情報確認日:2026年11月1日。制度や計画の変更は、各公式ページでご確認ください。